モンタナ日記

外国かぶれのガイジ陰キャキモオタが己の欲望と気持ち悪い趣味について語ったり無い脳みそを使って和訳したりするブログ

自由ちゃんのエロ小説・ファイナル

〜地獄の聖人たち〜





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またまたある日の午後、また例の2人が女子寮に向かって歩いていた。小鳥遊自由と転校生の2人である。しかし、今日は2人を尾ける怪しい人影はなかった。
「あれ〜?お嬢達、今日は着いてこないっすね〜?」
自由はここ2日間、自分を姫と刀子が尾けているのに気づいていた。なんとなーく着いてくる理由も思い浮かんだし、これはほっといた方が面白そうだと踏んだのだ。
「まあいいか…ってあれ?あの2人は…」
自由は女子寮の入り口の前に、2つ人影があるのに気付き、やがてすぐ、その人影は姫と刀子である事を理解する。
「あ、と、刀子!自由と転校生さんが来ましたわよ!」
「おい転校生!一昨日から自由と何をこそこそしているんだ!まさか何かやましい事でも隠してないだろうな…!」
「ちょちょ、お嬢も刀子先輩も落ち着いてほしいっす!自分も先輩も昨日からただ部屋で大声で歌ってるだけっすよ!」
「あれは一体なんなんですの?!貴方達、一昨日から様子が変ですわ!」
確かに彼女達が混乱するのもわかる。何故自由と転校生が部屋で妙な洋楽を歌っているのか。しかも転校生も歌い終わった後は5分くらいしたら自分の部屋に帰ってしまうのである。その割にはただ自由の歌を聴きにきたり、歌いにきたりしてるだけのような態度はしてなかった。
一昨日も昨日も、自由の部屋に向かう前はどちらかの様子が変だったのである。自由は異常に恥ずかしがり、転校生は珍しく本当に乗り気ではなさそうだった。
「あれはちょっと先輩と賭けをしてたんすよ!律氏がカラオケマシンを格安で手に入れたけど、設定の仕方がよくわかんないから自分の部屋に設置してくれって頼んできたんす。自分もカラオケ好きなのはお嬢もよく知ってるでしょ?」
「そこで何故転校生が出てくるのだ!」
「設定しようと思ったら英語で自分も何書いてあるかよくわかんなかったんすよ。だから先輩に手伝ってってお願いしたんです。んで全部終わらせて、よし歌うっすよ〜!ってなったら入ってた曲全部洋楽だったんすよ!あー時間無駄にしたな〜って思ったんすけど、ある考えが浮かんだんすよ。『先輩、BOで勝負して負けた方が勝った方に指定された洋楽を歌うってのどうっすか?』って提案したんす。自分は負ける気しなかったんで。でも先輩が躊躇せず快諾したってのをもうちょい疑うべきでした…」
自由の説明を聞くうちに、姫と刀子もだんだん納得してきていた。
「先輩、レアアイテムをトレードだかガチャだかでコンプしてたんすよ。もう余裕で負けちゃって、自分が歌う事になったんす。でも自分あまり洋楽わからないんで、練習期間をもらったんす。でもそれも忘れちゃってて、本番直前に先輩に言われて思い出したんすよ。」
だから自由はあの時赤面していたのかと刀子は納得する。しかし、転校生は何故歌わされる事になったのか?
「とりあえず気合いで歌ってその日はなんとかしたんすよ。そして自分は復讐を誓ったんす。再戦を申し込んで、また先輩は快諾したんすけど、自分には秘策があったんすよ。
先輩のプレイヤーネームを晒しスレに書き込んだんす!『チート、暴言、PK厨』って紹介も加えて!そしたら先輩ログインした瞬間全プレイヤーに狙われまくって、アイテム全部なくなっちゃったんすよ。当然自分がヨユーで勝ったんすけど、先輩は納得してなくって。で次の日無理矢理自分の部屋に連れ込んで歌わせたんす。」
姫も刀子も何言ってるかはよくわかっていなかったが、自由がズルまがいの事をして転校生に勝ったという事は理解できた。
「まあちょっとズルいことしたかな〜って自分も思って、合いの手とか入れてあげたんすけど、それがまずかったらしくて、また対戦することになったんす。先輩も自分のプレイヤーネームを晒しスレに書き込んだらしいんすけど、自分は晒されるの常連なんであんまし相手にされなかったらしくって、結局また自分が勝ったんす。それで今から先輩のカッコいい歌を聴くところです。」
「…よくわかりませんが、いかがわしい事態ではないのはわかりました。」
「ん〜?お嬢、"いかがわしい事態"って具体的にどんな事っすか〜?」
「み、自由!姫殿も拙者もお主の事を心配して…」
心配。確かに姫も刀子も自由の家族であり、親友であった。ちょっと悪い事してしまったかな、と自由は思う。
「…えへへ。心配っすか。そうっすね。自分は大丈夫っすよ。心配させちゃって、申し訳ないっすね。ありがとうっす。
…あ、そうだ!せっかくだしお嬢達も先輩の歌を一緒に聴きませんか?今は恥ずかしがってるけど歌い始めると超カッコいいんすよ〜!」
自由は姫と刀子を引っ張り、部屋に連れ込む。唯一浮かない顔をしているのは、ライブの客が増えてしまった転校生だった。











「They laughed at their gods
And fought them in vain
So he turned his back on them
And left them in pain
Now here come the saints
With their banners held high
Each one of them martyrs
Quite willing to die

Wake the dead, the saints are in Hell
Wake the dead, they've come for the bell

Cover your fists
Razor your spears
It's been our possession
For 8,000 years
Fetch the scream eagles
Unleash the wild cats
Set loose the king cobras
And blood sucking bats

Wake the dead, the saints are in hell
Wake the dead, they've come for the bell

We are saints
In hell
We are saints
In hell
We're going down
Into the fire
We're going down
Into the fire

The streets run with blood from the mass mutilation
As carnage took toll for the bell

Abattoir, abattoir, mon Dieu quelle horreur ※
For a time is was like second hell

Saints in Hell
Saints in Hell

The battle is over, the saints are alive
How can we all thank you, we felt so despised

Saints in Hell
Saints in Hell
Saints in Hell
Saints in Hell
Saints in Hell
Saints in Hell」







奴らは奴らの神を笑い
無駄な戦いをさせた
だから神は彼らに背を向けて
苦痛の中に残した

今、聖人達が来る
彼らの旗を高く掲げ
彼らは全て殉教者で
かなり死を望んでいる


死を呼び起こせ、地獄の聖人たちよ
死を呼び起こせ、彼らは鐘に呼ばれ来た

俺たちは地獄の聖人だ

俺たちは火の中に降臨する


ストリートは血で動かされている、身体を切断し流れた血で
鐘のために虐殺も税を取られているように


まるで食肉処理場のよう、私たちの神はなんて酷いんだ ※
あれはまるで、もう1つの地獄のようだった


地獄の聖人たちよ


戦いは終わった 聖人たちは生きている
感謝してもしきれない、俺たちは軽蔑されたように感じていた

地獄の聖人たちよ








※フランス語?なので機械翻訳に頼りました  多分こんな感じの意味だと思います







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小説パートも訳もほどほどに難しかった



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Judas PriestのSaints In Hellです。セインツロウにどハマりした時に動画を漁っていたら、ジョニーギャットというキャラのシーン集?みたいなのにこの曲が使われていて存在を知りました。超カッコいいです。
訳は割と簡単でしたが、時々突っかかるような場所もありました。日本語にし辛かったり、たぶんこういう意味なんだろうなというのをちょいちょい混ぜたおかげでスムーズに訳す事ができたと思います。(フランス語が出てきた時はビビりましたが…)


僕の人生最後の長い夏休みが終わってしまいます。最近の洋楽和訳シリーズももうそろそろやるのが体力的に難しくなってきてしまうでしょう。ですが割と多くの人がこの和訳シリーズを気に入っている(?)事がアンケートによりわかったので、学校が始まってもできるだけ続けていきたいです。みなさんの応援がこういったシリーズを続けるモチベーションになりますので、今後もよろしくお願いします。



それでは、









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PEACE DA FUCK OUT!